VAddyでは検査対象とするURIの情報を事前にVAddyサーバーに登録する必要があります。
※VAddyは対象サイトの全てを自動クロールしてスキャンすることは行いません。
本稿ではブラウザでの操作が可能なWebアプリケーションでのクロール(テストシナリオ)作成方法をご案内しています。ブラウザインターフェイスを持たないAPIサーバーを検査する場合、以下の記事を参照の上クロール情報を作成してください。
APIサーバーのクロール
https://support.vaddy.net/hc/ja/articles/115009426668
VAddyのクロール作成ではブラウザ拡張機能を使う方法とProxyを使う方法の2種類をご用意しています。お客様の環境に合わせた方法をご利用ください。
<ブラウザ拡張機能を使ったクロール>
手順1.クロールの準備
- 左メニューの「クロール管理①」を開きます。
- 「ブラウザ拡張機能を使ったクロール②」タブを開きます。
- 初めてご利用される際はブラウザ拡張機能(VAddy Recorder)をインストール③します。
- クロール作成画面を開きます④。
手順2.ブラウザ拡張の起動
ブラウザ拡張は、次の「Chrome/Edge拡張機能を使ったクロール/シナリオ登録」画面を表示した状態で起動が必要です。この画面以外でブラウザ拡張を起動するとエラーが表示されます。
- ブラウザ拡張機能がインストールされた状態で、ページを右クリックして「検証」メニューをクリックするか「F12キー」を押すとデベロッパーツール(①)が開きます。*1
- デベロッパーツールのタブから「VAddy」タブ(②)を選択します。*2
※1 ご利用のモニターサイズによってはデベロッパーツールが下に開くことがあります。
※2 VAddyタブが隠れている場合は「>>」ボタンをクリックすると上記のように表示されます。
手順3.クロール開始(テストシナリオ作成)
デベロッパーツールの「VAddy」タブをクリックすると、デベロッパーツールが上記のように切り替わりますので、「記録開始」をクリックします。複数FQDN登録していて、クロールしたい対象のFQDNを限定したい場合はチェックを外してから記録開始をクリックしてください。
※上記画面以外でデベロッパーツールの「VAddy」タブをクリックするとエラーになりますのでご注意ください。
記録が開始されたら、今開いているタブのURLバー(上記の赤枠)にお客様のアプリケーションのURLを入力して画面を操作します。
別のタブで操作した場合は記録されませんのでご注意ください。
-
診断したいアプリケーションの画面例①
ここでアプリケーションを実際に操作します。
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操作を進めていくと、記録されたURL等がここに表示されます。②
-
操作が完了したら「保存」をクリックします。③
上記のように記録が完了したら、タブを閉じてください。
【関連リンク】
- FAQ:どのようにクロールするのが良いですか?
- FAQ:複数のユーザーで同時にクロールできますか?
- FAQ:クロールを途中でキャンセルしたい
- おすすめのVAddy利用方法:クロールの分割管理
<クロール結果>
問題なくクロールが完了すると、上図のようにクロール登録状況が記録されます。
クロールのラベル
クロール結果画面のLabel項目にあるアイコンをクリックすると、ラベル文言が自由にセットできます。
これでどのシナリオなのか名前をつけて判別できます。
ラベルはクロール作成後に手動で設定する方法の他に、クロール開始時に自動で付与することもできます。
クロールの同時実行
同一プロジェクトに対して複数のメンバーで同時にクロールを実行する場合の手順はこちらの記事を参照ください。