VAddyでは、まずプロジェクトを作り、その中で検査対象のサーバのFQDN(ドメイン)を登録してその範囲で検査実行します。
WordPressのようなWebアプリケーションの場合、だれでも使えるメインの表画面と、裏の管理画面に分かれるものがあると思います。
このようなケースで、表の画面と裏の画面でそれぞれVAddyのプロジェクトを分けて登録・管理するメリットがありますのでご紹介します。
利点
プロジェクト内のクロールデータの作成や検査実行は同時にできません。(エンタープライズプランのみ同時検査実行が可能)
複数人で効率的に管理したい場合にプロジェクトを分けておくと、表画面と裏画面でそれぞれクロール作成、検査実行が同時にできます。
プロジェクト単位にチームメンバーが管理できますので、表画面の検査結果を共有する人と、裏画面の検査結果を共有する人を分けられます。例えば、表画面と裏画面で開発会社が異なる場合や、検収する担当者が異なる場合など。
欠点
例えば、http://example.comが表画面、http://example.com/admin/が管理画面のような場合。
この場合はプロジェクトを分けてしまうと、それぞれのプロジェクトでFQDN(ドメイン)を利用している状態になります。標準料金で3FQDNまで使えますのでプロジェクトが2つであれば問題ありませんが、3FQDN以上を利用する場合はオプション料金を払って利用FQDN数を上げる必要があります。
- プロジェクト「表画面」
- example.com
- プロジェクト「裏画面」
- example.com
上のケースですと、同じexample.comというFQDNですが2FQDN利用している状態になります。
- プロジェクト「表画面」
- www.example.com
- プロジェクト「裏画面」
- admin.example.com
このように、www.example.comとadmin.example.comでそもそもFQDNが異なる場合は、同じプロジェクトに2FQDN登録しても、プロジェクトを分けても同じ2FQDN利用というカウントになりますので、お好きな方をご選択ください。